黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

黒猫家の性教育〜長女編〜

とうの昔に巣立っていきましたが、

我が家の子供達に話して来た

「性」についてのお話を綴りたいと

思います。

 

 

私ども夫婦には、3歳差で姉と弟の

二人の子供がおります。

 

男女の性差について最初に話したのは

二人共、幼稚園年中組の頃

4〜5歳だったと記憶しています。

 

当時は子供向けの性教育用の絵本など

ありませんでしたから、

女の子と男の子の身体を大きな紙に描き

目で見て分かる違いを

まず簡単に説明しました。

(簡単にですが、尿道から膀胱までも

描きました。体の中にバイキンが入ると

説明したかったので)

 

 

「女の人は、赤ちゃんを守れるように

お腹の中にベッドがあるの」

 

「男の人は、赤ちゃんの卵を女の人に

渡しやすい様に、体の外側にあるわ」

 

「何でパンツをはくかわかる?

オシッコやウンチが出てくる所は

バイキンが入って痛くなりやすいの、

とても大事なところだからなのよ」

 

 

長女は、「ふーん、そうなんだ」と

聞いていました。

 

 

 

「月経」の話しをしたのは

長女が小学3年生の時です。

 

それまでも、私自身が生理中の時

「大人の女の人は、毎月血が沢山出るの

よ。無理をせずに休むわね。」と

ソファに横になったり

 

お風呂も一緒に入っていました

湯船には浸かりませんでしたが、出血は

見せました。赤ちゃんのベッドがいらな

いと外に出るのよと説明しました。

 

小学3年生になれば、ある程度難しくて

も核心は伝わると思い

膣から子宮.卵管.卵巣を図に描いて、

・月経の仕組み

・ナプキンとショーツの使い方

・体を冷やさない事(冷えるとなぜ痛く

    なるかも含む)

・下着などが汚れた際の対処法

   (自分でも洗える様に)

 

などを、実際に一緒にやってみるなど

して、長女自身が気持ちの上で

前準備が出来るように話しました。

 

高学年になり、初潮を迎えると

「お母さん!本当にきた!!」と

嬉しい報告をしてくれました。

 

クラスのお友達は、初潮を迎えた子が

まだ半々位だったようで、

お友達が急に生理になり困らないよう

ナプキンをいつも一つ多く持って

行っているようでした。

 

 

 

長女が中学1年生の時には、

「性交渉」の話しをしました。

 

当時は、優しい男の子は好きだけど

大きな声で騒ぐような男の子は

苦手なようでした。

 

避妊具や避妊用ピルなど

妊娠成立を回避する方法と

その入手の仕方も説明して、

 

「これから貴女も好きな人に出会って

恋人も出来るようになると思う。

その時、必ず避妊はしてね。

相手の方に話すのは、とても勇気が

いる事だけど、お互い納得した上での

行為なら、責任もお互いにあるわ。」

 

と言い、

 

「それをNOと言ってしまえる相手な

ら、その程度の方という事よ。

とても乱暴な言い方だけど、

物で殴るなり 股間を蹴るなり

警察沙汰になっても全く構わないから

きれいさっぱり捨てて差し上げなさい」

 

と話しました。

 

 

 

家庭での「性教育」というのは

なかなか共有する事が難しいテーマ

ですよね。

 

「性」というのは、本来

羞恥や嫌悪の対象ではなく、

 

ヒト科という動物として考えれば、

植物の雌しべと雄しべのような

子孫を残すという本能が根本にあり

 

人間らしさ道徳的な観念から考えれば、

お互いの違いを理解し合う為に

お互いを思いやることだと思うのです。

 

成長に伴う心と身体の変化が

決しておかしなことではなく、

皆が通って来た道だから大丈夫

不安ならいつでも聞いて

一緒に考えるから

 

そして、優しい貴女が

周りの沢山の人達にするように

貴女も貴女自身の心と身体を

大切に慈しむ女性になってほしい

 

そんな想いを込めて話しました。