土を触るという原点
数年前に店先で見付けて
我が家に迎え入れたシュガーバイン。
シュルシュルと伸びたツルと
濃い緑色の五つの葉を広げた様が
とても愛らしい。
最近すっかり暖かい日が続くので、
ホームセンターで観葉植物に適した
土を店員さんに尋ねて購入しました。
土を触るのが、いくつになっても好きで
いつも素手で行います。
子供の頃、
季節毎に沢山の野菜達を世話し
庭仕事に精を出している父の横で、
種から育てた桔梗を慈しむように水やりをした光景を想い出しますーー。
少し湿り気のあるフカフカな土
これなら、根も深呼吸が出来そう。
柔らかな土が水をぐんぐん吸い込んで
あっという間に、鉢底から水が流れます。
新しい土に支えられ包まれたシュガー
バインが、喜んでくれている様に見えました。
午前の空はとても清々しく、
土で汚れた手も、少しの達成感と
懐かしさで嬉しくなるのです。