黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

お盆 不思議に出逢う

 

8/15の朝、

お墓周りのお掃除の為に

お寺を訪ねました。

 

 

朝からかなり暑く

たくましく生い茂った草々に

「せっかく大きくなったのにごめんね」

と、思いながら 手早く済ませ

 

 

刈り取った雑草を入れたゴミ袋と

掃除道具を 両手に持って

2〜30段はある石段を降りようと

 

 

「今日も空が綺麗だわ」と思った一瞬

身体がフワッと浮いたように感じると

 

 

石段からあっという間に

転げ落ちていました。

 

 

 

「身体中が痛いな」と思っていると、

 

 

「大丈夫ですか?」とどなたかの声

 

「痛かったわねぇ」

 

「いたい、いたい」

 

 

あら、御墓参りにいらしたご家族かしら

と考えていると

 

 

声をかけて下さった方々が

次々に身体中の痛む箇所を

優しく撫でてくれます

 

 

おばあちゃんのシワシワで温かい手

 

お子さんの小さな手

 

男性のがっしりした手

 

 

撫でられていると

不思議と痛くなくなっていくよう

心地よい眠気に襲われ

 

 

気がつくと

夫とお寺の住職に 起こされました

 

 

念の為 病院に行きましたが

軽い打ち身だけで

特に怪我はありませんでした

 

石段から落ちた際

声をかけて下さった方々の話を

夫にしたのですが、

 

「人も救急車も呼ばずに

ただ撫でて帰ったりするかな?

お盆だから、案外 不思議体験だったの

かもよ?」 …と。

 

 

そう言われてみれば

不思議な気はしますが、

 

 

でも何故か

助けてもらったような

守ってもらったような

 

 

温かい気持ちになった

不思議体験でした。