黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

9年

あの日から、今日で9年。

 

私には あっという間でも、

実際に この9年を

歯をくいしばるように

生きてきた方々に とっては、

永く永く感じた年月だった事と

思います。

 

 

9年前のあの日、

私は 大阪市に居を構えていました。

 

所用を済ませる為に

身支度を済ませ

さぁ、出ようとした時に

揺れが来て。

 

丁度 仕事が休みで

散歩から帰って来た 夫は、

乗っていたエレベーターが揺れて

驚いていました。

 

 

すぐ部屋に戻り TVをつけると、

どのチャンネルも地震に関連した報道で

 

TV越しに見える

押し寄せて来る 大きな津波

 

その先に

まだ気付いていない車の列と

ぱらぱらと動く 人々

 

「早く逃げて!早く逃げて!!」と

TVに向かって声をあげる私。

 

 

 

あれから9年経ちますが、

いまだに津波の映像を見ると

涙が溢れてしまいます

 

 

歳を重ねて

涙脆くなったのもあるかもしれませんね

 

 

 

TV越しに どんなに声を掛けても

届く筈もないのですが、

 

目の前にいながら

何も出来なかったような

 

映像で見た あの冷たい渦の中に

誰かがいると思うと…

 

そんな事を考えてしまうのです。

 

 

 

 

私に出来ることは何だろうか。

 

私一人の力でも、ささやかでも

細く長く続けていける事は何だろうか。

 

 

防災に関する知恵

 

人との繋がりの大切さ

 

教訓として口伝すること

 

私自身の体験として記憶し続ける

 

復興の為の一助を続ける

 

 

今日は 私の中の気持ちを

また棚卸しして整理することにします