黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

女性の身体をいたわる薬膳粥

中国や韓国、古くは日本にも

食物と季節などの環境と人の身体が

大きな循環の中にある

食養生』という訓えがあります。

 

 

夏野菜は身体を冷やすので

陰体質(女性に多い)の方は

火を通すか、薬味と一緒にいただく。

 

根菜や寒冷地で取れる食物は

身体を温める作用がある。

 

梅雨は体内に湿気が溜まりやすいので

水分排出効果のある食物を摂取する。

 

ーーなど、日常の生活の中で

取り入れるように意識しています。

 

 

私には中国出身の旧友がいるのですが、

食材の陰陽や効能などを

詳しく教えてくれる

私にとっての薬膳の先生です。

 

彼女に教わった

女性の為の薬膳粥をーー

 

・もち米

・雑穀

・なつめの実かプルーン

    (砂糖などをまぶしていない物)

・松の実かクルミ

・小豆

・氷砂糖かてんさい糖

   (ほんのり甘い程度の量)

 

これらの食材を普通にお粥を作る要領で

炊いて下さい。

雑穀や小豆は、見た感じが「ぜんざい」

のようになる位の分量で、

皆さまの想像より多めかと思います。

 

中国では、地方によって

お粥は砂糖を入れる場合が多いそうです

日本ではお粥は塩味が一般的ですよね。

 

私が初めていただいた時は

上記の食材の他に、龍眼という

ライチのような実も入っていました。

 

身体を温め、気や血を補う食材が

入っているので

月経中の方や、体力のない方

エアコンで身体の表面は火照るのに

下半身や内臓が冷える方に

おすすめです。