黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

曇天の憂鬱も悪くない

 

澄んだ青空と違って

雲が 仄暗く覆い被さる空は

頭上高く大きな蓋をされているような

そんな気分になります。

 

 

 

せめて心持ちだけでも

シャキッと晴れやかでいようと

無理に頑張ると、

エンジンの空ぶかしのように

かえって疲れてしまう

 

 

 

そんな時

私はいつも ゆったり静かに過ごします

 

 

 

身体の芯から温まる 熱々の紅茶と、

どこか懐かしく優しい手触りの

膝掛け毛布で身体を包み

 

 

 

その時浮かんだ事を書き留める

お気に入りの手帳を 傍らに置いて

 

 

 

ただ無心に 

曇り空と 外の世界の音を聞きながら

そこに流れていく時間を味わう

 

 

 

 

 

何の社会的役割りにも 囚われない

自分自身だけの時間って

とても大切ですよね

 

 

 

だからこそ

本当の意味での 贅沢な時間の使い方は

外の世界へ向かう 明日の自分のために

無くてはならないものです。

 

 

 

 

グレーの空を見上げて

「心が沈む」という方は、

 

 

 

「心が静けさに向き合う時間を

欲している」

のかもしれませんね。

 

 

 

「沈む」ことも

「憂鬱」になることも

悪ではありません

 

 

 

むしろ

毎日の忙しさに蔑ろにされていた

自分を慈しむ、

大切な機会になると思います。