黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

子育ての重み

「来年の4月から、虐待防止法により

 体罰は禁止。」

 

痛ましい事件が毎日のように

TVや新聞で報道されますが、

 

法律として規定する事で

「手をあげる事は罪である。」と

明確になったということですね。

 

法律や行政に詳しくないので

専門的なことはわかりませんが、

正直なところ  何か

モヤッとしてしまうのです。

 

 

子供は家族だけでなく

ご近所や地域の方々に見守られ

沢山の人に教えられ、叱られ、諭され

愛されて育っていく事で

みんな少しずつ大人になっていって

欲しいと願っています。

 

ですが、子供に接するお母さんが

今程 息苦しく追い詰められた環境で

子育てを余儀無くされていることが

心配でならないのです。

 

 

昔は、今程お母さん一人に

育児の負担が集中しておらず、

 

食材の買い出しに行く間

お隣さんに子供達をお願いしたり、

 

夜泣きをする子をおんぶして

町内をウロウロしていると

同じ状況のご近所さんに出くわし

笑ってしまったり、

 

悪さをした子供達は、

我が子も近所の子も同じ兄弟のように

こってり叱ったり。

 

どれも子育てでは当たり前な光景で、

お互いを頼ることを、今よりもっと

気楽に出来ていた気がします。

 

 

ーー

近所の人間はあくまで他人で、

頼れるような関係である筈もなく

虐待と思われないよう

通報などされないよう

気を付けて生活し

 

遠方などで祖父母には頼れず

育児の価値観が合わない為

相談すら出来ず

 

多忙な夫は

只  同じ家に住んでいるだけで、

辛さや大変さ不安を

妻一人で向き合うしかない日常を

受け止めてはくれず

 

そんな状況下で、

子供達が健やかに過ごせるよう

家の環境を整え、

声を荒げず  穏やかに

優しく何度でも諭すように

子供に向き合うーー。

 

 

私なら無理です。

 

育児経験はありますが、

これはあまりにも辛い。

 

こんな過酷な環境なら

どんな人間であれ

追い詰められない筈がないでしょう。

 

弱い立場である子供が

守られる仕組みは、

凄惨な事件を失くす為にも

必要かと思いますが、

 

もっとお母さんを支える

追い詰められる前に

どうにか、何か出来る事はないか

 

国が

 

社会が

 

近所が

 

家族が

 

私が

 

 

小さくても、行動を起こしていけるよう

考え続けていきます。