黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

心の境界線

昔から、話の聞き役になることが

多いように思います。

 

「さぁ!話してみて!」などと

言っている訳ではないのですが、

 

悩み事や心配事を

最初は少しずつ 途切れ途切れに、

そして段々と溢れ出るように

話してくれます。

 

 

母が、私が幼少の頃から

長いこと鬱を患っていたからか、

 

メンタルが落ちている方を

敏感に感じ取ってしまいます。

 

 

医療に関する知識がない

素人の私が下手に動くことが

余計追い詰めてしまわないかと

心配でたまらなくなる事もあります。

 

ただ

「少しずつ眠れるようになって、

食事も食べられるようになってきた。

あの時、声を掛けてくれてありがとう」

 

と言ってもらえた事が

私自身、とてもホッとしました。

 

小学生の頃、

食べる事を拒絶し続ける母に

生きようとする気持ちを

取り戻してもらうのが

とても大変だったから。

 

 

心の底からホッとする一方で、

相対する自分も 

とてもメンタルを削られます。

 

相手の話しに じっくり耳を傾け

気持ちに寄り添いながら、

自分の心の境界線はしっかり保ち

自分の身を守る

 

子供の頃、

胃薬が欠かせなかった私が学んだ

身を守るために大切なことの一つです。