黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

8/15

非日常が

まるで当たり前の日常かのように

転がっていた時代でした。

 

 

 

物々交換で食料を確保する為、

子供をおぶって  山の峠道まで通ったり

 

 

小学校では先生方と畑作業をし、

戦後は教科書に墨で線を引き

昨日までの正義が嘘だと知りました。

 

 

 

母方の叔父は、旧ソビエトによる侵攻で

抑留されました

 

料理を振る舞うのが好きで、

庭で娘達の散髪をしてあげる

手先の器用な人だったそうです

 

過酷な環境の中  生き延びて

何とか帰って来られましたが、

家族に暴力を振るう様になりました。

 

いつも何かに怯えては暴れ

手がつけられなくなったそうです。

 

 

当時はPTSDなどという概念は無く、

ソビエトに洗脳された」 と

近所や友人、家族でさえ

抑留帰還者を避けるような風潮でした。

 

抑留から帰還した叔父は

暴れる時、いつも

「許してくれ‼︎‼︎」と叫んでたそうです

 

私の父は

「髪や目の色が違っても

彼らにも帰りを待つ 家族や友人がいる

それを分かっていても

撃たなければいけないのが辛かった」

と、教えてくれました。

 

 

 

戦うことで誰かを救える 

 

これは正しい事

 

そう信じていました

 

でも誰も救われなかった

 

私達世代がいなくなっても

 

覚えていてください

 

 

8/9

 

会った事もない誰かを 責めるのが

正義だと信じた  あの社会の熱は

もう見なくて済みますように

 

 

子供達に、誰かを憎む 盲目的な教育が

されませんように

 

 

世界が色を失ったような

あの毎日が もう訪れませんように

 

 

もう二度と、人々の人生の上に

黒い灼熱の地獄が降り注ぎませんように

 

 

山中牧場のソフトクリーム

今週のお題

「わたしのイチ押しアイス」

 

 

昔から甘いものに目がないので

色々なアイスを食べましたが、

夏になると無性に食べたくなるのが

 

 

北海道  赤井川村にある

『山中牧場のソフトクリーム』です。

 

 

コンビニなどで売っている

バニラアイスと比べると

とてもさっぱりとしているのですが、

いかにも「採れたて!」と

言わんばかりの  牛乳の

濃厚な味わいが口に広がります。

 

 

地元は札幌だったので

札幌市内から赤井川村まで

北海道の濃い緑の中を

ドライブしながら、

というのも美味しさに

一役かっていたのかもしれませんね。

 

 

快晴の空の下

車の中で流れるFMラジオを聴きながら

赤井川村まで向かった

懐かしの家族の思い出です。

 

 

 

 

 

8月6日

汗が吹き出すような暑さの中

朝早く、外を歩きました。

 

首すじを流れ落ちる汗

 

夏 特有のくっきりと映る 空の青

 

迫って来るように立体的な 白い雲

 

 

 

74年前の今日も

きっと、こんな普通な毎日の中に

突然現れ  消えたのでしょうね。

 

悲しみと

後悔と

罪悪感と

 

毎年、何とも形容し難い 

想いが込み上げます。

 

 

沢山の想いはあるのに

どんな言葉を尽くしても表しきれない

 

ただ、身体の奥底から

涙が溢れてきて

 

「もう繰り返してはいけない」

「忘れてはいけない」

 

その想いを強くするのです。

 

黒猫家の性教育〜長男編〜

前回から引き続きのテーマで

今回は長男編です。

 

私は女親ですので、

どうしても実体験として

息子に説明してあげる事が出来ない

部分も多く、夫の協力は不可欠でした。

 

 

長女の時と同様に、

最初に男女の性差について話したのは

息子が4〜5歳の頃です。

 

ちょうどその頃、息子に性器いじりの

癖が見られたので、

体の仕組みを絵に描いて説明し

「バイキンが入ると、オシッコする時

痛くなっちゃうから気をつけようね」

と話しました。

 

本人も無意識に触っている様だったので

特に注意したりはしませんでしたが、

爪をこまめに切ったりと

手を清潔に保つことを意識しました。

 

性器いじりは、

周りの目を気にする

小学校高学年になる頃には、

自然と見られなくなりました。

 

 

長女編にも書きましたが、

私は自身が生理中の時も

子供達にも特に隠していませんでした。

(隠すというのもおかしな話ですが)

 

娘はもちろん息子にも

当たり前の事として受け止めて欲しく、

伝えるのには絶好の機会だと

思ったからです。

 

私が生理痛で横になっていると

娘は私に代わって家事をしてくれ、

息子は私に毛布を掛けてくれました。

 

 

 

男の子の性教育で欠かせないものが

「精通.夢精」です。

 

「身体の成長と共にある正常な反応」

であることなどを夫から話してもらい

 

私からは長女の時と同様に、

「下着が汚れたら、軽く洗って洗濯籠

に入れておいてね」と話しました。

 

息子に性についての話をする際に

夫がいつも、分かりやすく

ライトな雰囲気で接してくれて

いたのが良かったのかな、と

今振り返ってみて思います。

 

 

ちなみに、娘の初潮の時はお赤飯。

息子の初の精通の時には

息子のリクエストで苺ケーキで

お祝いをしました。

 

 

 

息子が中学一年生の時には

「性交渉と自慰行為」について。

 

 

「男性は、女性に比べて性衝動が

強い傾向がある。

だからこそ  相手がある性交渉と、

自分で性衝動を管理する為の自慰行為は

分けて考える事が大事」

 

「男として当たり前の事で、健全な成長

だけど、相手ありきな性交渉では

マナーとして避妊は必要。

着けないでいいのは、相手とお腹の

子供を養う覚悟が出来たらだ。」

 

と夫が息子に話してくれました。

 

 

性についての話を我が子にする時、

夫も私も気を付けていた事があります。

それは、

・変にかしこまらず、普段通りに話す

・事実をはっきりと伝える

 

ーーという事です。

 

親の話している時の態度や表情から

「これは恥ずかしい事、隠さなければ

いけない事、汚らわしい事」といった

間違ったメッセージとして伝わらない

ように。

 

 

 

 

性教育

子供達に伝えなければいけない

とても大切なテーマの一つですが、

学校やお友達から伝え聞く情報だけで

なく、親としても躊躇せず

ぜひ伝えていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

黒猫家の性教育〜長女編〜

とうの昔に巣立っていきましたが、

我が家の子供達に話して来た

「性」についてのお話を綴りたいと

思います。

 

 

私ども夫婦には、3歳差で姉と弟の

二人の子供がおります。

 

男女の性差について最初に話したのは

二人共、幼稚園年中組の頃

4〜5歳だったと記憶しています。

 

当時は子供向けの性教育用の絵本など

ありませんでしたから、

女の子と男の子の身体を大きな紙に描き

目で見て分かる違いを

まず簡単に説明しました。

(簡単にですが、尿道から膀胱までも

描きました。体の中にバイキンが入ると

説明したかったので)

 

 

「女の人は、赤ちゃんを守れるように

お腹の中にベッドがあるの」

 

「男の人は、赤ちゃんの卵を女の人に

渡しやすい様に、体の外側にあるわ」

 

「何でパンツをはくかわかる?

オシッコやウンチが出てくる所は

バイキンが入って痛くなりやすいの、

とても大事なところだからなのよ」

 

 

長女は、「ふーん、そうなんだ」と

聞いていました。

 

 

 

「月経」の話しをしたのは

長女が小学3年生の時です。

 

それまでも、私自身が生理中の時

「大人の女の人は、毎月血が沢山出るの

よ。無理をせずに休むわね。」と

ソファに横になったり

 

お風呂も一緒に入っていました

湯船には浸かりませんでしたが、出血は

見せました。赤ちゃんのベッドがいらな

いと外に出るのよと説明しました。

 

小学3年生になれば、ある程度難しくて

も核心は伝わると思い

膣から子宮.卵管.卵巣を図に描いて、

・月経の仕組み

・ナプキンとショーツの使い方

・体を冷やさない事(冷えるとなぜ痛く

    なるかも含む)

・下着などが汚れた際の対処法

   (自分でも洗える様に)

 

などを、実際に一緒にやってみるなど

して、長女自身が気持ちの上で

前準備が出来るように話しました。

 

高学年になり、初潮を迎えると

「お母さん!本当にきた!!」と

嬉しい報告をしてくれました。

 

クラスのお友達は、初潮を迎えた子が

まだ半々位だったようで、

お友達が急に生理になり困らないよう

ナプキンをいつも一つ多く持って

行っているようでした。

 

 

 

長女が中学1年生の時には、

「性交渉」の話しをしました。

 

当時は、優しい男の子は好きだけど

大きな声で騒ぐような男の子は

苦手なようでした。

 

避妊具や避妊用ピルなど

妊娠成立を回避する方法と

その入手の仕方も説明して、

 

「これから貴女も好きな人に出会って

恋人も出来るようになると思う。

その時、必ず避妊はしてね。

相手の方に話すのは、とても勇気が

いる事だけど、お互い納得した上での

行為なら、責任もお互いにあるわ。」

 

と言い、

 

「それをNOと言ってしまえる相手な

ら、その程度の方という事よ。

とても乱暴な言い方だけど、

物で殴るなり 股間を蹴るなり

警察沙汰になっても全く構わないから

きれいさっぱり捨てて差し上げなさい」

 

と話しました。

 

 

 

家庭での「性教育」というのは

なかなか共有する事が難しいテーマ

ですよね。

 

「性」というのは、本来

羞恥や嫌悪の対象ではなく、

 

ヒト科という動物として考えれば、

植物の雌しべと雄しべのような

子孫を残すという本能が根本にあり

 

人間らしさ道徳的な観念から考えれば、

お互いの違いを理解し合う為に

お互いを思いやることだと思うのです。

 

成長に伴う心と身体の変化が

決しておかしなことではなく、

皆が通って来た道だから大丈夫

不安ならいつでも聞いて

一緒に考えるから

 

そして、優しい貴女が

周りの沢山の人達にするように

貴女も貴女自身の心と身体を

大切に慈しむ女性になってほしい

 

そんな想いを込めて話しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

スイカの皮の味噌漬け

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夏になると、スーパーの果物売場に

イカが鎮座して 存在感を放ちます。

 

風物詩とも言える食べ物を

季節毎に楽しめるというのは

食の醍醐味の一つですね。

 

我が家には、祖母から母 そして私へー

自然と、受け継がれたとでもいう様な

料理がいくつかありますが、

「スイカの皮の味噌漬け」も

その中の一つです。

 

・スイカの白い皮の部分

  (緑と黒の外皮は切り落とす)

・塩

・味噌

・みりん

   (砂糖でも大丈夫です。みりんなら

   さっぱり、砂糖はコクのある味に。)

 

白い皮の部分に塩を揉み込み

少し時間をおいてしんなりさせます。

味噌とみりんに白い皮を漬け込んで

冷蔵庫で半日ほど馴染ませれば

完成です。

 

我が家では、夫とたまの晩酌に

キリッと冷やした、やや辛口の日本酒の

お供にいただきます。

 

 

ーー

では、そろそろ

塩揉みで余分な水分も出た頃合いなので

これから味噌漬けにして、

明日のお楽しみを仕込もうと思います。