黒猫ばぁばの好きなことだけ

甘味と文具とひとり言

楽をしたい時の 手抜き海鮮丼

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蒸し暑い日が続くと、

火を使わずに済む料理をーー

と、つい考えてしまいます。

 

近所のスーパーで お魚が安い日は

かなりの確率で「手抜き海鮮丼」です。

 

 

 

押麦ご飯

・お好きな刺身

酢醤油.ショウガ

・長芋

・鰹節.大葉

 

押麦ご飯の上に、鰹節と大葉の微塵切り

を混ぜたとろろをかけ

たっぷりのショウガを入れた酢醤油

漬けたお刺身を盛り付けるだけです。

 

 

結婚したばかりの頃は

夫に喜んで欲しくて

手の込んだ料理を作っていましたが、

 

子供が生まれた頃から、

作業工程が少なく スピーディで

かつ栄養のある

料理を作ることが定番になり

 

子供たちが巣立って 暫く経ちますが、

いけないわ と思いつつ

いまだに調理スタイルが変わりません。

 

明日は夫の好きな料理を

時間を掛けて じっくりと

作ろうと思います。

 

 

 

 

 

 

女性の身体をいたわる薬膳粥

中国や韓国、古くは日本にも

食物と季節などの環境と人の身体が

大きな循環の中にある

食養生』という訓えがあります。

 

 

夏野菜は身体を冷やすので

陰体質(女性に多い)の方は

火を通すか、薬味と一緒にいただく。

 

根菜や寒冷地で取れる食物は

身体を温める作用がある。

 

梅雨は体内に湿気が溜まりやすいので

水分排出効果のある食物を摂取する。

 

ーーなど、日常の生活の中で

取り入れるように意識しています。

 

 

私には中国出身の旧友がいるのですが、

食材の陰陽や効能などを

詳しく教えてくれる

私にとっての薬膳の先生です。

 

彼女に教わった

女性の為の薬膳粥をーー

 

・もち米

・雑穀

・なつめの実かプルーン

    (砂糖などをまぶしていない物)

・松の実かクルミ

・小豆

・氷砂糖かてんさい糖

   (ほんのり甘い程度の量)

 

これらの食材を普通にお粥を作る要領で

炊いて下さい。

雑穀や小豆は、見た感じが「ぜんざい」

のようになる位の分量で、

皆さまの想像より多めかと思います。

 

中国では、地方によって

お粥は砂糖を入れる場合が多いそうです

日本ではお粥は塩味が一般的ですよね。

 

私が初めていただいた時は

上記の食材の他に、龍眼という

ライチのような実も入っていました。

 

身体を温め、気や血を補う食材が

入っているので

月経中の方や、体力のない方

エアコンで身体の表面は火照るのに

下半身や内臓が冷える方に

おすすめです。

 

紫陽花色のこんぺい糖

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朝早く、まだ空がうっすらと白む頃

雨の音で目が覚めました。

 

いつもは朝一番には 白湯をいただく

のですが、灰色がかった空に

私の頭もぼんやりしていて

 

温かいカフェオレを淹れて

身体を目覚めさせようかと思ったのです

が、角砂糖を入れている陶器の蓋を

開けるとひとつも入っていません。

 

買い足すのをすっかり忘れていたのです

 

あとはお料理に使っているてんさい糖

位しかありません。

 

 

その時、数日前に近所の駄菓子屋で

買った金平糖を思い出しました。

 

子供の頃に食べた物は

その美味しさも、色も匂いも

幸せな食卓の空気も

 

全てが色濃く鮮明に美しく

何十年経っても残り続けるものです

 

その懐かしい金平糖を手に取り

「これもお砂糖よね、試しに

カフェオレに入れてみよう!」と

思い立ちました。

 

 

窓ぎわの小さなテーブルに

熱々のカフェオレとティースプーン

藤色と桜色の金平糖

それぞれふたつずつ

 

群青の塗りのマグカップの中で

紫陽花の花びらが

カフェオレの渦に溶けるように

消えていきました。

 

 

普段より特別なカフェオレに

ワクワクしながら、

静かに雨音に耳を澄ませた

優しい朝でした。

 

 

 

 

 

子供たちの小さな社会

先日、

下校途中の小学生の女の子二人組みを

見かけました。

 

大きな声で楽しそうにお喋りに夢中な

見るからに快活そうな女の子

 

ひと回り身体の小さく

大人しそうな女の子

 

同じ黄色い通学帽子に

同じ制服にランドセル

でも何故か、手提げバッグは

小さな女の子が右手と左手に

それぞれ一つずつ持って

 

快活そうな女の子は手提げバッグを

持っていません。

 

不思議に思って見ていたところ

 

「いいから、ちゃんと持って!!」と

快活な女の子が言っています。

 

私は思わず

「どうしたの?何か困ってる?」と

二人に声を掛けました。

 

すると、その瞬間快活な女の子が

パッと、手提げバッグをひとつ

小さな女の子の手から取りました。

 

快活そうな女の子に

「自分の手提げは、ちゃんと自分で

持ちましょうね。お母さんが貴女の為に

こんなに可愛いらしい物を選んでくれた

んだから。」

 

小さな女の子には

「嫌だなと思うことは、我慢しないで

はっきりと伝えていいのよ。

本当のお友達なら、ちゃんとわかって

くれるわ。」

 

と伝えて、それぞれのお家の近くまで

一緒にお話をしながら歩きました。

 

 

私自身や私の子供達の幼少時代にも

いじめや喧嘩はありましたが

あの頃と比べると

とても見えにくくなっていて、

 

見た感じでは、小学校一.二年生だと

思うのですが

男の子のわかりやすい喧嘩と違い

女の子のお友達関係は

とても難しいのだなと痛感しました。

 

 

あれから、あの女の子達は大丈夫かな?

 

もっと上手な言い方があったのでは?

 

と、今でも気に掛かっています。

 

 

 

今年も 簡単冷やし飴

毎年暑くなると

氷を入れキンキンに冷たくした

冷やし飴が恋しくなります。

 

市販の物も色々ありますが、

我が家では 手軽な材料で手作りして

 

冷蔵庫内の 水出し緑茶の横に鎮座し、

盛夏の時季 存在感を放っています。

 

 

・小鍋に水と麦芽水飴.てんさい糖を入

   れる

・弱火にかけ、溶けたら 粗熱を取り

   冷やす。

 

( 我が家では、生姜抜きの味です。

 いつも目分量なので 正確な量は

 分かりませんが、少しとろっと

 する位 水飴をたっぷり入れてます。

 ひとつまみの海塩と、

 かぼす等の柑橘類の果汁を

 絞って入れても美味しいですよ。)

 

 

 

子供の頃、

父が家にある材料で作ってくれたものを

再現したレシピなので、

実際の冷やし飴とは

少し違うのかもしれませんが

我が家で冷やし飴といえば

この味です。

 

 

私に出来る 小さなお手伝い

ここ数日間、近所のお祭りの準備で

大忙しでした。

 

初めての裏方のお仕事での参加だったの

ですが、近隣の幼稚園と町内会やPTAの

皆さん合同で毎年開催しています。

 

炎天下の中、首に冷却効果のあるタオル

を巻き  万全の態勢で、

ヨーヨーやラムネ.ポップコーンの種を

3駅離れた卸し街まで、自転車を走らせ

買いに行きました!

 

幼稚園の一角をお借りして、ヨーヨーを

膨らませていると、園児たちが興味津々

で 次々と見に来ます。

 

膨らませる作業をしている大人達も

跳ねる水にキャーキャーとはしゃぎ

童心に帰っていました。

 

地域の方からポップコーンの機械を

お借りして  子供達の目の前で

作ったのですが、

コーンの種とマーガリンをザッと入れ

ポポンッ!と鳴る軽快な音と

広がる香ばしい香りに

喜び溢れる子供たちの顔といったら!

 

 

お祭りの片付けを終えると

幼稚園の先生方、地域町内会の方々

PTAやボランティアの方々  皆んなで

残り物のラムネとポップコーンで

乾杯をしました。

 

 

大変な作業もありましたが

子供達にも喜んでもらえて

とても嬉しく感じました。

 

小さな事ですが、

いつかまた地域でのお手伝いや

子供達の見守り活動などを通して、

 

子供達や

子育てを頑張る保護者の方々へ

微力ながら貢献出来ることに

挑戦し続けていこうと思います。

 

 

 

 

 

子育ての重み

「来年の4月から、虐待防止法により

 体罰は禁止。」

 

痛ましい事件が毎日のように

TVや新聞で報道されますが、

 

法律として規定する事で

「手をあげる事は罪である。」と

明確になったということですね。

 

法律や行政に詳しくないので

専門的なことはわかりませんが、

正直なところ  何か

モヤッとしてしまうのです。

 

 

子供は家族だけでなく

ご近所や地域の方々に見守られ

沢山の人に教えられ、叱られ、諭され

愛されて育っていく事で

みんな少しずつ大人になっていって

欲しいと願っています。

 

ですが、子供に接するお母さんが

今程 息苦しく追い詰められた環境で

子育てを余儀無くされていることが

心配でならないのです。

 

 

昔は、今程お母さん一人に

育児の負担が集中しておらず、

 

食材の買い出しに行く間

お隣さんに子供達をお願いしたり、

 

夜泣きをする子をおんぶして

町内をウロウロしていると

同じ状況のご近所さんに出くわし

笑ってしまったり、

 

悪さをした子供達は、

我が子も近所の子も同じ兄弟のように

こってり叱ったり。

 

どれも子育てでは当たり前な光景で、

お互いを頼ることを、今よりもっと

気楽に出来ていた気がします。

 

 

ーー

近所の人間はあくまで他人で、

頼れるような関係である筈もなく

虐待と思われないよう

通報などされないよう

気を付けて生活し

 

遠方などで祖父母には頼れず

育児の価値観が合わない為

相談すら出来ず

 

多忙な夫は

只  同じ家に住んでいるだけで、

辛さや大変さ不安を

妻一人で向き合うしかない日常を

受け止めてはくれず

 

そんな状況下で、

子供達が健やかに過ごせるよう

家の環境を整え、

声を荒げず  穏やかに

優しく何度でも諭すように

子供に向き合うーー。

 

 

私なら無理です。

 

育児経験はありますが、

これはあまりにも辛い。

 

こんな過酷な環境なら

どんな人間であれ

追い詰められない筈がないでしょう。

 

弱い立場である子供が

守られる仕組みは、

凄惨な事件を失くす為にも

必要かと思いますが、

 

もっとお母さんを支える

追い詰められる前に

どうにか、何か出来る事はないか

 

国が

 

社会が

 

近所が

 

家族が

 

私が

 

 

小さくても、行動を起こしていけるよう

考え続けていきます。